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LTO(チタン酸リチウム)の開発を加速

2015年1月28日

宇部興産株式会社(社長:竹下道夫)は、リチウムイオン二次電池の負極材料に使われるチタン酸リチウム(LTO)の実用化開発を加速し、2016年度の事業化を目指します。

宇部興産は蓄積された無機材料技術により、1989年から電子部品材料に使われるバリウムフェライト粉末やチタン酸バリウム粉末および誘電体フィルターなどの電子部品を事業化してきました。また、リチウムイオン二次電池用電解液やセパレータも1990年代から事業化しています。
これら無機材料技術に、電池材料分野で培ってきた高い技術開発力や材料評価技術を融合し、リチウムイオン二次電池用負極材料への応用展開を狙い、先端エナジーマテリアル開発センター(宇部市)にてLTOの研究開発を2013年から開始しました。

このたびNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「平成26年度戦略的省エネルギー技術革新プログラム」の助成事業に採択されたことを機に、プロセス技術の高度化に着手するとともに、電池性能向上を目指した開発を加速し、早期にLTOの量産技術確立と事業化を目指します。

参考:チタン酸リチウムの写真

チタン酸リチウムの写真

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