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「大阪研究開発センター」開所式開催

2016年8月3日

宇部興産株式会社(社長:山本謙)は、本年7月に堺工場(大阪府堺市)内にて営業を開始した「大阪研究開発センター」の開所式を、昨日(8月2日)開催いたしましたので、お知らせします。
開所式は、大阪府堺市長の竹山修身氏、大阪府立大学大学院 工学研究科長の辰巳砂昌弘教授をはじめ、関係者約50人のご臨席のもと執り行われました。

宇部興産は創立120周年(2017年)を目前に控え、将来の事業拡大のため機能品分野の研究開発拠点として、山口地区、千葉地区に加えて、大阪地区の堺工場内に本施設を開設しました。
大阪地区では21年ぶりの研究開発拠点となる本施設は、電池材料や電子材料、自動車部品等に関する素材や加工、生産方法について要素技術研究~開発~生産技術までを一貫して、効率的かつスピーディな研究開発を行い、世の中の動きに即応した体制で、将来の新製品を創出する中心拠点としていきます。
また、オープンラボによる新たな価値創造を目指し、顧客、取引先や大学、研究機関との連携を促進し、イノベーション創出にも注力していきます。

まずは電池材料分野を中心に40人規模でスタートしますが、将来的には機能品関連の研究開発部門を集約するとともに研究開発棟や試験棟を増設し、また研究者を獲得しやすい大阪地区であることも活かして、250人規模に拡大する計画です。

大阪研究開発センターの概要

所在地 大阪府堺市西区築港新町3丁1番地 堺工場内
建物概要 研究開発棟(延床面積 3,440m2、鉄骨造3階建)
試作棟  (延床面積   260m2、鉄骨造平屋1階建)
建設計画 2015年1月 着工 / 2016年7月完成   
投資額 約30億円
設計・施工 大成建設株式会社
施設構成 研究開発棟、試作棟
 研究開発棟の主な施設
  1階:オープンイノベーション室(ラボスペース)、(株)UBE科学分析センター
  2階・3階:クリエイトホール(執務室)、実験室、分析室、評価室(クリーンルーム、ドライルーム)、他
人員 38人(8月1日現在)

山本社長の開所式挨拶要旨

本日、完成した大阪研究開発センターの研究開発棟と試作棟を皆様にご披露できますこと、誠に喜ばしく思います。
弊社にとってこの大阪研究開発センターは、本格的な研究開発施設の新設という点においては久しぶりのもので、以前あった枚方研究所以来、21年ぶりの関西地区での研究開発施設でもあります。
この地に開設する理由は、国内のお客様により近い場所ということ、関西国際空港が近いことで海外のお客様も立ち寄りやすいこと、また、学術研究機関の多いこの地域で商品開発を進め、オープンイノベーションの促進を行う環境を準備することで、弊社の化学機能品の研究や開発に一層のはずみをつけたいという思いからで、まずは電池材料関連の研究開発から開始します。
さて、「入れ物」はできました。この良き入れ物に見合う研究成果を出していくことが、弊社並びに大阪研究開発センターの使命だと思っています。
将来的には順次対象分野を広げ、この研究開発センターの拡張も行いたいと思っています。ぜひこれを実現すべく、見える成果を出していけるよう努力してまいります。

参考

【テープカットの様子】

開所式でのテープカットの様子

左:大成建設株式会社 富永 敏男 副社長執行役員
央:宇部興産株式会社 山本 謙  代表取締役社長
右:宇部興産株式会社 竹下 道夫 取締役会長

【大阪研究開発センター外観】

大阪研究開発センター外観

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