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「翼」第4号:中央病院だより


中央病院だより:医療の連携は人と人のつながり

交流の様子

中央病院は、診療所との緊密な医療連携ができています。日頃はかかりつけ医を受診され、専門的治療や救急は当院が紹介を受けます。この関係づくりが地域連携です。医師双方の顔が見え、絆を深める交流の場を設け、毎年60を超える診療所が参加されます。医療連携は人のつながり、地域全体で医療を提供する。つながりを繋げて、繋がった先から患者さんの喜びが戻ってきた時が中央病院の次の力です。

(地域連携室)

こぼれ話

スキルアップセミナーの様子 スキルアップセミナーの様子

宇部興産中央病院には症状により専門医がたくさんいます。現在46名の医師と研修医も8人の54名の医師体制にあります。特に脳卒中に関しては、いつでも診られる24時間体制にあり、宇部市内のみならず美祢や山口方面からの救急車搬送を受け入れています。

その裏では、救急隊のみなさんが当院に患者さんを搬送しやすいようにと、当院の地域連携室は日頃から宇部・山陽小野田消防局をはじめ、近隣の救急隊のみなさんと医師との顔が見える関係づくりや、毎年県下の救急救命士のスキルアップセミナーを当院で開催(昨年は130名参加)するなど、地域の救急医療間の架け橋となっています。

また、市内のたくさんのクリニックからも、より専門的な精密検査や入院などのために患者さんの紹介をいただいています。

そこで知っておくと「ちょっといい話」です。当院を初めて受診されるときにクリニックからの紹介状があると「3,240円」の選定療養費が無料になります。
紹介状がなくて、初めて当院にかかられると全額この料金が個人負担となってしまいます。

一番いい方法は、日頃はかかりつけ医(クリニック・ホームドクターのこと)で診ていただきながら、さらに詳しい検査などが必要なときには、かかりつけ医から当院への紹介予約で受診されることをお勧めします。

当院と町のたくさんのクリニックとは「病診連携」といって、双方向の緊密な医療連携の関係ができています。ですから安心して紹介いただけます。また、ご紹介後は経過をみながら、またかかりつけ医へ戻れるように逆紹介しています。
町のクリニックと宇部興産中央病院の信頼関係づくりも地域連携室が裏方しています。

担当者から一言

医療は連携、「地域」「連携」の文字には無限の広がりやロマンを感じます。宇部興産中央病院は市民が安心して暮らせる地域づくりの一助を担います。

「いい病院って何でしょう?」医療技術が高い、手術が多い、高額の検査機器がある・・・その見方ではなく、患者さんやご家族、働いている人みんなが自己満足できる病院であることがまず大事。「宇部興産中央病院はいい病院だなあ!」と思っていただける病院にしたい。そして職員が朝起きたら行きたい病院になる。それがいい病院である証。その病院づくりの思いを翼にのせて大空へ。

(担当:原野 清正)