MENU

「翼」第15号:環境安全部だより


体感教育訓練施設「ケミカル教育センター」安全で安心なモノづくりのために

私たちUBEグループがこれからも地域の皆さんと共に発展していくためには、安全で安心なモノづくりを行うことが大前提です。そのためには日ごろから工場で働く人の安全意識の向上、安全知識・技術の習得、安全感性の養成が不可欠です。当社では工場で働く社員や協力会社の社員に座学だけではなく、実際の現場の作業や現象を体験して、安全について学ぶことができる体感教育訓練施設「ケミカル教育センター」を運営しています。この施設には安全のスペシャリストである専任講師が常時駐在しており、これまで当社および協力会社の社員の延べ3千人以上に教育を実施してきました。

ケミカル教育センター外観 ケミカル教育センター外観

施設には工場における様々な作業とそこに潜んでいる危険性を体験できる設備や実際に起こりうる化学、物理現象を見ることができるモデル設備が多くあります。具体的には回転機械における挟まれ巻き込まれ体感機材、安全帯の着脱・移動訓練機材、静電気による爆発体感機材などがあり、受講者は実際に体感することで危険性を実感し、安全感性を養うことができます。

教育センターの黒河さんは社員教育について「近年はプラントの自動運転化、安定化が進み、トラブルが減ったことはよいことですが、一方、社員がこれらの場面に直面する経験が少なくなったことで危険に対する感性や危険予知能力の低下が懸念されます。多くの方にセンターで受講してもらい、これらの能力を養い、プラントの安定操業に繋げてほしいです。」と熱い思いを語ってくれました。

挟まれ巻き込まれ事故の体験指導を行う黒河さん 挟まれ巻き込まれ事故の
体験指導を行う黒河さん
安全帯の着脱・移動訓練のようす 安全帯の着脱・移動訓練のようす

UBEグループではこれからも社員教育に力を入れ、安全で安心なモノづくりを行い、地域の皆様とともに発展していきます。