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基幹システムを「SAP S/4HANA® Cloud」に全面刷新、DX推進を加速

2024年4月30日

UBE株式会社(社長:泉原雅人、本社:東京都港区、以下「UBE」)は、基幹システムを全面刷新し、新たに「SAP S/4HANA® Cloud」を導入、運用を開始しました。

UBEグループは、「地球環境と人々の健康、そして豊かな未来社会に貢献するスペシャリティ化学の会社」を実現・加速するために、技術力と革新力を機軸にデータやデジタル技術を最大限に活用し、ビジネス・プロセスの改革を進めています。DXを推進するに当たり、10の領域(Smart Factory、Digital Marketing、Velocity R&D、Digital Management、Digital SCM、Digital ESG、Digital Back Office、Digital HR、Digital Branding、Data Analytics&AI)を設定しており、その基盤となるのが基幹システム(ERP*1)であるSAP S/4HANA Cloud*2です。導入については、2022年から構想策定を行い、計画よりも約4年前倒しで運用を開始しました。

導入の背景・目的

UBEグループは2000年に基幹部門業務(製造、販売、会計等)を支える管理システムとしてSAP® R/3を導入しました。その後、約20年に渡って運用してまいりましたが、2027年のサポート終了が発表されたことを機に、DX推進を加速すべく、SAP S/4HANA Cloudへの移行を決定し、プロジェクトを発足しました。

導入の目的については以下3点です。

  1. DX推進を加速するための基盤を構築
  2. 現行システム資産を利用しながら、新システムへの移行を効率的に実施
  3. グローバル体制における業務標準化に向け、煩雑化していた各機能を整備

導入効果

現行システムの資産を活用し、新規導入と比較して約1年半という短期間でSAP S/4HANA Cloudへの移行プロジェクトを完遂しました。さらに業務標準化の基盤を築くため、機能統廃合を行うとともに、SAP S/4HANA Cloudの新機能を活用し、データドリブンを進めています。

UBEグループではDX推進の動きをさらに加速させ、新たな事業価値を創造し提供するビジネスモデルへとつなげてまいります。また、DXをスペシャリティ化学の成長のための推進力として活用し、事業の効率化や生産の安定、品質の維持向上に取り組んでいきます。

  1. *1 ERP:Enterprise Resource Planningの略。企業の経営資源を一元的に管理し、業務効率化を図るシステム。財務、人事、生産などの基幹業務を統合し、組織全体の生産性を向上。
  2. *2 SAP S/4HANA Cloud:データを高速に処理するためにメモリ上に保存するインメモリデータベースを活用した次世代ERP製品。これにより、超高速なデータ処理と効率的な業務運用を実現。

※SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。

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